適切な土地面積を知る方法 2階建て編

2024/09/17
SIMPLENOTEブログ

過去3回に渡り「平屋」を建てることを前提として、

自分がどれくらいの広さを求めているかを

具体的に数字にしていただいたのですが、

家の広さをご理解いただくと共に、

必要な土地の広さもご理解いただけたのではないかと思います。

 

ただ、たとえ空前の平屋ブームが訪れているとはいえ、

みんながみんな平屋を求めているわけじゃないし、

全ての地域で平屋を建てることが出来るわけではないので、

今回は「2階建てバージョン」でお伝えしていきたいと思います。

 

イメージとしては、

土地面積が45坪未満だと

2階建てになってしまうかなーと考えているので、

前回までとはちょっと角度を変えて、

45坪の土地-(余白10坪+駐車場スペース13.5坪(4.5坪×3台)

+デッキスペース3坪)=18.5坪が1階部分となる

2階建てのお家がどんな感じになるのかについて

お伝えしていきますね。

 

✔18.5坪=37帖の1階部分

 

それでは、玄関から一つ一つ考えていってみましょう!

まず外玄関に1帖、内玄関と玄関ポーチにそれぞれ1帖ずつ、

そして、土間収納に1帖の合計4帖必要だとすると、

残りは33帖になりますよね。

 

続いて、水回りです。

トイレは1つで1帖、お風呂は1坪タイプで2帖、

洗面スペースに1帖、

脱衣スペースに2帖必要だとしたら

水回りの合計は6帖になりますよね。

そして、残りは27帖ということになります。

 

では続いてLDKです。

対面式のキッチンに4人掛け(90㎝×150㎝)の食卓を置き、

3人掛けのソファー(80㎝×200㎝)を置く場合、

ちょうどいい広さは16帖なのですが、

このLDK内に階段をつくるとしたら

階段スペースを加算しないといけないので、

2帖をプラスした18帖が

LDKスペースとして必要な広さになります。

 

というわけで、

27帖から18帖を差し引くので残りは9帖となります。

 

✔2通りの考え方

 

では残り9帖では

どのようなスペースをつくることが出来るのか?

 

考え方の1つは、

寝室と収納を1階につくるということです。

仮にセミダブルベッドを2台置くとか、

シングルとダブルを組み合わせるとか、

あるいは布団を敷いて寝るのであれば、

寝室は6帖あれば充分なので、

残りの3帖は収納スペースとして確保することが出来ます。

そして、子供部屋+αを2階に持っていくという感じですね。

 

もう1つの考え方は、

寝室と収納を2階につくり、

子供部屋を1階につくるということです。

9帖ということは4.5帖を2室つくるイメージですね。

 

この場合、

1階に充分な収納をつくることが出来ませんが、

子供部屋が1階にあるため、

子供たちのものや常時着用する衣類などは

この部屋に置いていくことが出来ます。

 

ゆえ、この部屋さえ有効活用出来れば、

LDKがそう散らかることもないのではないでしょうか。

 

子供たちだって親の気配が感じられない2階より

親の気配どころか姿まで見ることが出来る1階の部屋の方が、

自分の部屋を使いやすいでしょうしね。

 

ま、ただこの考え方の中には

廊下が含まれていないので、

プライバシーも考えて廊下が欲しいと思っている方なんかは

また違った考え方をすることになるんですけどね。

 

いかがでしたか?

なんとなくイメージしていただけたでしょうか。

今回は、分かりやすく

説明させていただくために

土地の広さから逆算して考えてみたのですが、

土地を探す時は、どんな家にしたいかを

ある程度明確にした上で必要な土地の広さを算出する

という流れになるかと思います。

 

なので、土地を探す前に

まずは自分が建てたい家や広さを

ある程度明確にしていただくために

ぜひこの考え方を覚えておいていただけたらと思います。