適切な土地面積を知る方法 続々編

2024/09/15
SIMPLENOTEブログ

前回、前々回と

適切な家の広さを把握していただくために、

玄関周り・LDK・水回り・収納

について考えていただきましたが、

ある程度明確な数字は出てきたでしょうか?

 

そして今回は締めくくりとして

寝室や子供部屋などの「個室」について

考えていくつもりなのですが、

今回が終わった時点で

必要な家の広さが明確に分かることになるので、

ぜひ最後までお付き合いいただければと思います。

 

「個室」の広さを知るにあたっては、

そこに何を置くのかが重要な点となるので、

何を置くつもりなのかをぼんやりと想像しながら

考えてみてください。

 

✔寝室=寝るだけの部屋?

 

寝室の広さを知るうえでまずお聞きしたいことが

ベッドで寝るのか?それとも布団を敷いて寝るのか?

ということ、

そしてベッドで寝る場合、

どのサイズのベッドをどう配置するのか?

ということです。

 

ベッドの選択肢としては

シングル・セミダブル・ダブル・クイーン

の4種類が考えられますが、

長さは全て2mが標準的なものの、

標準的な横幅はシングルが90㎝、セミダブルが120㎝、

ダブルが140㎝、クイーンが180㎝とまちまちなので、

ベッドで寝ようとお考えの方は

どのベッドをどのように置くかを考えてみてください。

 

また、寝室にベッド以外のものを置く予定があるのかも

広さを考える上で必要な情報となります。

ドレッサー、チェスト、テレビなどを

置く予定があるかどうかですね。

 

では、寝室にはベッド以外何も置かない、

そしてベッドはセミダブルを2台並べて置くという場合、

どれくらいの広さが必要なのでしょうか。

 

この場合、120㎝×2台となるので

ベッドが占領するスペースは

240㎝×200㎝ということになりますが、

これが入る広さは一体どれくらいでしょうか。

 

4.5帖=260㎝×260㎝

6帖=351㎝×260㎝

7.5帖=442㎝×260㎝

8帖=351㎝×351㎝

9帖=533㎝×260㎝

10帖=442㎝×351㎝

 

さて、あなたなら

どのサイズをお選びになるでしょうか。

この場合、4.5帖では流石に厳しいので、

6帖以上ということになりますよね。

 

というわけで、

以上の内容やサイズなどを考慮しながら

寝室の広さを算出してみてください。

 

個人的には寝室はただ寝るだけの部屋なので、

必要最小限でいいとは思っています。

家の広さはコストに直結するからです。

 

✔子供たちはいつか出ていくもの

 

続いて、子供部屋について考えてみましょう。

子供たちは遅かれ早かれ出ていくものなので、

この部屋もまた必要最小限で良いと思います。

 

また、親の気持ちとしては、

子供部屋は人数分つくってあげたいと思うのですが、

部屋を増やせばその分コストがアップするので、

部屋を増やしたいなら一つ一つの部屋を小さくするか、

部屋を小さくするのに抵抗があるなら

部屋数を最大2つにするのが良いと思っております。

 

というわけなので、

先程の寝室同様にどんな家具を置くのかを想像しつつ

先程記載させていただいた部屋の広さを参考にして、

また前回の収納のことも考慮しつつ

広さを考えてみていただければと思います。

 

いかがでしたか?

 

この他「書斎」が欲しいというご主人や

「ランドリールーム」が欲しいという奥さん

もいらっしゃると思うので、

その場合はここまでで出てきた数字に

2帖もしくは3帖を足していただけたらと思います。

 

また間取りのご要望や立地条件によっては、

1帖もしくは2帖程度の廊下が

出来てしまうこともあるかもしれないので、

この段階ではその数字も加算しておいてください。

 

そして、ここまでの内容を網羅していただくと

最低限必要な広さがお分かりいただけると思うので、

ぜひ出てきた数字を前々回の冒頭の式に当てはめてみてください↓

「家の周囲(10坪)+車1台(4.5坪)×台数

+家の1階部分の面積+デッキの広さ」

 

これで導き出された数字が

あなたが選ぶべき土地の広さということです。