住宅ローンのリスクヘッジ

2023/11/24
SIMPLENOTEブログ

家という大きな買い物をする場合

借金をゼロにすることは不可能ですが、

できるだけ減らす事を意識しつつ

ローン返済に平行して借りた利息以上のお金を生み出す何かを

同時にした方がいいと個人的には考えています。

 

例えば、住みたい地域で土地を買って家を建てようと思えば、

銀行から4000万円お金を借りなければいけないとします。

 

この場合、おそらく800~1000万円ほどの

利息を払わなければいけないのですが、

仮に何らかの方法によってその予算を1000万円圧縮出来れば

単純に200~250万円の利息の支払いを圧縮する事が出来ます。

 

実家に土地があってそれを使ってもいいとか、

親御さんが土地を買ってくれたとか、

住むエリアを変更しつつ建てる家を小さくするなどの方法によってです。

 

そして、次に考えていただきたい事が

利息を帳消しにする方法についてです。

 

まず考えられる事は、自らの収入をアップさせる方法ですが、

それはスキルアップかもしれないし、

転職かもしれないし、副業(複業)をする事かもしれません。

 

とにかく手段は人それぞれですが、

どのみち子供の成長とともに出費は増えていくばかりなので、

これは誰もが真剣に考えるべきところですね。

 

今後、消費税や所得税などの増税も十分考えられますし、

社会保険料の負担も上がり続けていくため

給料がそのままだと実質の手取りは下がっていくばかりですしね。

 

続いての方法が、節税によってお金を増やすという事です。

例えば、あなたの年収が500万円だとしたら、

所得税と住民税の税率はそれぞれ10%なのですが、

仮に個人型確定拠出年金『iDeCo』に

毎月2万円積み立てていくとしたら

今後年末調整によって毎月2.4万円所得税が返ってきて

翌年の住民税が2.4万円安くなる為、

年間で合計4.8万円お金が増えたという事になります。

 

これに加えて、家を建てたら13年間は

住宅ローン排除という節税制度の温恵を受けられ、

もちろんこれは借入額によるものの

大抵の場合、所得税は丸々返還で住民税もかなりの額が排除されます。

 

この他、『ふるさと納税』も所得排除の対象になりながら

住民税を納めた市町村からなんらかの返礼品もいただけるので、

iDeCoと同様に前向きに進めていただくといいのではないでしょうか。

 

最後にチャレンジしていただきたい事が、

長期積立投資を行うという事です。

銀行への貯金ではなく投資信託をこれからずっと

毎日、または毎月買い続けていくという事です。

 

仮に毎年2%ずつお金が増え続けていったとしたら

35年後には元本が約2倍に膨れ上がるし、

ここから得られるリターンは長期になればなるほど大きくなるので

それを遥かに上回る可能性が高いでしょうね。

 

そんなわけで、

家を建てるにあたり住宅ローンを沢山組むのだとしたら、

以上の3つ全てに取り組んでいただきたいと思っている次第であります。

 

今後、土地の資産価値はそう大きく変化しないと思いますが、

家は建てた時が一番評価(価値)が高く、

以降、その価値は徐々に落込み

35年後には価値がほぼゼロになってしまいます。

これに加えて家を維持管理していく為の費用だって

生きている限りずっとかかり続けます。

 

なので、家を建てるにあたっては、

出来るだけ予算を減らす方法がないかを模索してみる事、

そして、収入アップ、節税、積立投資に前向きに取り組む事

この2つと意識していただければと思います。

 

これらの合わせ技をやる事で

家を建てた後も豊かに暮らし続けていきましょう!