ウッドデッキを活かす設計・殺す設計

2022/07/31
SIMPLENOTEブログ

家を建てるにあたり

ウッドデッキは欠かせないアイテムではないでしょうか?

 

アウトドアリビングとして

朝ごはんや晩ごはんを食べたり・・

家族でバーベキューをしたり・・

プールを出して子供たちを遊ばせたり・・

日向ぼっこをしたり・・

カフェテラス気分で過ごしたり・・

と、夢が広がるスペースがこの、ウッドデッキですもんね。

 

なので今回は

このウッドデッキがより使いやすく

また、より使いたいスペースになるために

知っておいた方がいいコトについて

お伝えしていきたいと思います。

 

まず、ウッドデッキをつくるにあたって

知っておくべきことがウッドデッキの素材です。

 

大きく分けると

『本物の木』と『本物の木風』の

2つがあるのですが

どちらの方が自分や自分の家に向いているのか?

を知っておくことが大切です。

 

 

✓本物の木のメリットとデメリット

 

外に使うということは、常に太陽の紫外線や熱を浴びるし

雨が降れば水分を吸い込みます。

 

それゆえ

本物の木は室内とは比べものにならないほど

膨らんだり縮んだり反ったり動いたりします。

 

結果

凸凹は出来るわ、

ビスをへし折ってしまうわ、

劣化はしてしまうわ、

ささくれだってしまうわ、

という状態になります。

 

また

紫外線を浴びることによって灰色に変色もするし

日当たりが悪い場所などはカビが生えることもあります。

 

それゆえ

時々サンドペーパーで表面をこすったり、

年に一回は塗装したりと

ややこまめに手入れしてあげないといけません。

つまり手間がかかってしまうというわけですね。

 

しかし

本物の木には以上のようなデメリットがあるものの

本物じゃない木に比べて

圧倒的に『カッコイイ』というメリットがあります。

 

なのでカッコ良さを追求したい方や

この手入れが苦じゃない方、

そして細かなことが気にならない方なんかは

本物の木を使うことをオススメしています。

(ちなみに僕はコッチ派です。)

 

 

✓本物の木風のメリットとデメリット

 

まっ、このメリットは言わずと知れた

『メンテナンスフリー』ってことです。

つまり

変色もしなければ、

反ったりビスをへし折ったり、

ささくれだつこともないというわけですね。

 

また

日当たりが悪い場所には本物の木同様に

カビが生えることもありますが、ブラシと水で掃除してやれば

表面に付着した汚れとともに

あっさり取れるのではないでしょうか?

 

ただし

この『本物の木風』はあくまで『なんちゃって仕上げ』なので

仕上がりは本物の木よりも見劣りしてしまう!

というのがデメリットです。

 

なので

あくまでカッコ良さにこだわりたいという方は

面倒臭さを我慢してでも

『本物の木』を使った方がいいと思います。

 

 

✓ウッドデッキで一番大事なこととは?

 

ここからが本題です!

ウッドデッキで一番大事なことは、そもそも

そのデッキが使えるように設計されているかということです。

 

せっかく高いお金を出してつくったのに

(平均で50万円ぐらいはかかります)

そもそも使えない設計になってしまったのでは

お金をドブに捨てたようなものですからね。

 

例えば

道路に面してウッドデッキをつくり

かつ

フルオープンになっているとしたら…

それってメチャクチャ使いにくいと思いませんか?

周りの人から丸見えになってしまうわけですからね。

 

また

周りの目線を感じない場所につくったとしても

日当たりが悪いとか、景色が悪いとなれば

それはそれで使いたいとも思えないですよね…

 

なので

ウッドデッキをつくる時は

まずはそのデッキが使いやすそうか?

そしてそのデッキを使いたいと思えそうか?

この2つを意識しながら設計してもらうようにしてくださいね。

 

今回はウッドデッキを活かすも殺すも

あなたや設計士の想像力にかかっている!という話でした。