ウッドデッキを活かす設計・殺す設計
家を建てるにあたり
ウッドデッキは欠かせないアイテムではないでしょうか?
アウトドアリビングとして
朝ごはんや晩ごはんを食べたり・・
家族でバーベキューをしたり・・
プールを出して子供たちを遊ばせたり・・
日向ぼっこをしたり・・
カフェテラス気分で過ごしたり・・
と、夢が広がるスペースがこの、ウッドデッキですもんね。
なので今回は
このウッドデッキがより使いやすく
また、より使いたいスペースになるために
知っておいた方がいいコトについて
お伝えしていきたいと思います。
まず、ウッドデッキをつくるにあたって
知っておくべきことがウッドデッキの素材です。
大きく分けると
『本物の木』と『本物の木風』の
2つがあるのですが
どちらの方が自分や自分の家に向いているのか?
を知っておくことが大切です。
✓本物の木のメリットとデメリット
外に使うということは、常に太陽の紫外線や熱を浴びるし
雨が降れば水分を吸い込みます。
それゆえ
本物の木は室内とは比べものにならないほど
膨らんだり縮んだり反ったり動いたりします。
結果
凸凹は出来るわ、
ビスをへし折ってしまうわ、
劣化はしてしまうわ、
ささくれだってしまうわ、
という状態になります。
また
紫外線を浴びることによって灰色に変色もするし
日当たりが悪い場所などはカビが生えることもあります。
それゆえ
時々サンドペーパーで表面をこすったり、
年に一回は塗装したりと
ややこまめに手入れしてあげないといけません。
つまり手間がかかってしまうというわけですね。
しかし
本物の木には以上のようなデメリットがあるものの
本物じゃない木に比べて
圧倒的に『カッコイイ』というメリットがあります。
なのでカッコ良さを追求したい方や
この手入れが苦じゃない方、
そして細かなことが気にならない方なんかは
本物の木を使うことをオススメしています。
(ちなみに僕はコッチ派です。)
✓本物の木風のメリットとデメリット
まっ、このメリットは言わずと知れた
『メンテナンスフリー』ってことです。
つまり
変色もしなければ、
反ったりビスをへし折ったり、
ささくれだつこともないというわけですね。
また
日当たりが悪い場所には本物の木同様に
カビが生えることもありますが、ブラシと水で掃除してやれば
表面に付着した汚れとともに
あっさり取れるのではないでしょうか?
ただし
この『本物の木風』はあくまで『なんちゃって仕上げ』なので
仕上がりは本物の木よりも見劣りしてしまう!
というのがデメリットです。
なので
あくまでカッコ良さにこだわりたいという方は
面倒臭さを我慢してでも
『本物の木』を使った方がいいと思います。
✓ウッドデッキで一番大事なこととは?
ここからが本題です!
ウッドデッキで一番大事なことは、そもそも
そのデッキが使えるように設計されているかということです。
せっかく高いお金を出してつくったのに
(平均で50万円ぐらいはかかります)
そもそも使えない設計になってしまったのでは
お金をドブに捨てたようなものですからね。
例えば
道路に面してウッドデッキをつくり
かつ
フルオープンになっているとしたら…
それってメチャクチャ使いにくいと思いませんか?
周りの人から丸見えになってしまうわけですからね。
また
周りの目線を感じない場所につくったとしても
日当たりが悪いとか、景色が悪いとなれば
それはそれで使いたいとも思えないですよね…
なので
ウッドデッキをつくる時は
まずはそのデッキが使いやすそうか?
そしてそのデッキを使いたいと思えそうか?
この2つを意識しながら設計してもらうようにしてくださいね。
今回はウッドデッキを活かすも殺すも
あなたや設計士の想像力にかかっている!という話でした。
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