平屋の魅力 その2

2022/04/03
SIMPLENOTEブログ

敷地の広さに関係なく、多くの方が当たり前のように2階建ての家を建て、当たり前のように2階にプライベートルームをつくりますが、この考え方は、リビングダイニングを散らかす最も大きな原因となります。

 

というのも、わざわざ2階に衣類や荷物を持ち運びするのが面倒くさいからです。自分たちにとっても、子供たちにとっても。小さな子供たちは、2階の子供部屋ではなく、みんなの居るリビングで遊びたがりますしね。

 

結果、衣類やいつも使う物やオモチャ…すべての物がリビングダイニングに集中し、常に片付かない家になってしまいます。

 

これが、家を建てた多くのご家庭が直面している現実だと思いますが、これを解決する1番の方法が『平屋を建てること』です。

 

平屋なら、必然的に子供部屋を1階につくることになるからです。また、子供部屋だけでなく、寝室も収納もすべて1階につくることになるからです。

 

✓子供部屋を子供のためだけの部屋として考えない!

 

ぶっちゃけた話、子供が自分の部屋をフル活用する時期は、せいぜい中学入学~高校卒業までの間ではないでしょうか?(あるいは大学卒業までですかね?)

 

子供たちがまだ小さいうちは、子供たちはリビングで遊んだり勉強したり、夜は親と一緒に寝るでしょうから、子供部屋は一切使わないと思います。

 

そして、いずれ子供たちは家を出て行きます。そうなれば、子供部屋は空き部屋となり、別の用途で使えるようになります。

 

✓子供部屋はユーティリティールーム!?

 

以上のことを踏まえて考えると、子供部屋は親御さんが泊まりに来た時の寝室として使うことが出来るため、来客用のための和室は必要ありません。その分、建築コストを抑えることが出来ます。

 

また、子供たちが出て行った後は、夫婦の寝室を分けて使ったり、収納代わりに使うことも出来るようになります。

 

なにより、子供部屋を1階につくるということは、お母さんが居る近くに部屋をつくることでもあるので、子供たちが小さいうちから自分の部屋を使いやすく、自分の部屋に自分の荷物を片付けてくれやすいです。

 

結果、リビングに溜まりがちな荷物を子供部屋に置いておくことが出来るようになり、リビングはキレイを保ちやすくなる、というわけですね。

 

子供は散らかすことが仕事と言われているように、片付けても片付けてもキリがないため、いっそ子供部屋をリビングの近くにつくって、散らかしっぱなしOKのセカンドリビングとしてもいいわけですしね。

 

このように、平屋にすることで、1階に子供部屋をつくることになれば、そこは子供部屋としてもフル活用、子供たちの収納としてもフル活用、客間としても活用出来るようになります。

 

これも平屋であるがゆえの魅力でもあり、大きなメリットでもあると思うので、こういった点も考慮しながら家づくりをご検討いただければと思います。