平屋の魅力 その1

2022/04/03
SIMPLENOTEブログ

弊社で建てさせていただいているお家の約7割が『平屋』なのですが、その理由は、平屋には数多くのメリットがあるから、かつ、平屋を建てるのに充分な土地の広さがあったから。

 

それゆえ、弊社では、まずは平屋を基本として住まいのご提案をさせていただくようにしています。

 

その平屋の利点や魅力について、こちらのブログでも、今回から5回に分け、1つ1つお伝えしていきたいと思います。

 

✓構造が安定している

 

平屋の最大の魅力は、そもそも構造が安定しているという点です。

 

家の重心が低くなる分、地震が起こった時に振動の影響を受けにくいし、台風や豪雨の影響も受けにくい、かつ、重量車両通行時の振動の影響も受けにくいからです。

 

また、2階建ての場合、2階から1階への荷重負担が大きい上に、部屋数が多い2階は、1階に比べて柱も壁も多くなってしまうし、南にベランダを突き出すことで、上下左右のバランスがどうしても悪くなってしまいますが、これらは平屋にすれば解決することが出来ます。

 

これらの理由から、平屋はそもそも構造が安定していると言われるわけです。『耐震等級3』を取る場合でも、間取りに制限が入りにくくなるため、自由度の高い設計をすることが出来るようになります。

 

また、近年の地震の状況を鑑みてか、耐震に加え、制震を標準化している住宅会社が多くなってきているのですが、もちろん制震装置を設置するにも大きなコストがかかるため、それはそれであなたの負担が増えてしまうことになりますが、平屋にすれば、そもそも制震装置は不要です。

 

これらが、平屋の最大の魅力であり利点なのですが、平屋を建てるにあたって、1つ注意すべき事があります。

 

✓プライバシーと防犯の問題

 

平屋は、当たり前ですが全ての部屋を1階に配置します。そこで、単純に全ての部屋を明るくするために、外に向かって大きな窓をたくさんつくってしまうと、外から中が全て丸見えになってしまいます。

 

結果、必然的にずっとカーテンが開けられなくなり、薄暗く閉鎖的な家になってしまいます。

 

また、やみくもに窓を大きくしてしまうと、外から中が丸見えになるだけでなく、家の間取りも分かりやすくなるため、防犯性の悪い家になってしまいます。

 

丸見えを少しでも防ごうと、塀をつくったり目隠しをつくったり植栽を植えたりすれば、死角や隠れる場所が出来てしまうため、余計に防犯性が悪くなってしまうだけですしね・・・

 

それゆえ、暮らしやすい平屋にするためには、プライバシーと防犯に配慮した間取りづくりを心がけるようにしなければいけません。これが、住みやすい平屋にするために絶対に欠かせない要素です。

 

では、次回は2つ目の平屋のメリットについてお伝えしていきたいと思います。