土地選びは住宅会社と一緒に☆

2022/12/10
SIMPLENOTEブログ

地域によって、建築に対する制限は異なります。

 

例えば、○○市は大きく分けると、❝市街化区域❞と❝市街化調整区域❞という2つの地域から出来ているのですが、市街化調整区域は、市街化区域に比べて家が建てにくい地域となっています。

 

具体的には、市街化区域は、田んぼや畑といった農地が簡単に宅地に変わるのに対し、市街化調整区域では、基本的に田んぼや畑は宅地に変えられないようになっており、また、変えることが出来たとしても、厳しい条件をクリアしなければいけない上、ものすごく時間がかかったりします。

 

そして、市街化区域においても、さらに細かく地域が分かれており、その地域ごとに建てられる家が異なります。

 

例えば、駅の周辺や繁華街付近などは、敷地いっぱいに家を建てやすく、かつ高さの制限なども厳しくないため、大型建築物を建てやすいのに対し、中心部から離れた住宅街では、建てる家の大きさや高さなどの制限が厳しく設定されています。

 

✔南道路よりも北道路の方がいい?

 

住宅地には、低層地域と中高層地域と住居地域の3つがあります。(それぞれさらに1種と2種に分かれるので正確には6つ)

最も制限が厳しい低層地域で土地を選ぶ場合、土地に対する考え方・視点を変えるようにすべきです。

 

というのも、この地域では、敷地の北側への日陰に対する規制がかなり厳しく、例えば、南道路の土地を購入した場合、家の北側に日陰がより少なくなるように家を建てなければいけなくなるため、家の裏には無駄な余白が出来てしまいます。

余白をつくっても一切利用用途が無い場所に・・・。

 

それゆえこの地域では、南道路の土地ではなく、北道路の土地を選ぶことをオススメします。

 

北道路の土地では、北側を駐車場として利用することになるため、無駄な余白をつくることなく、家を建てることが出来るからです。

 

また、北道路の場合、南に寄せて家を建てるようになるため、日当たりが悪くなってしまいがちなのですが、この地域では、南に建てる家も、同じように家の裏(北側)の余白をつくらざるを得ないため、北道路の土地であっても、他の地域に比べて、日当たりが悪くなりにくい、というメリットがあります。

 

北道路の土地は、道路と反対の方向にパブリックスペースやプライベートスペースを配置しやすいため、プライバシーが守りやすい家がつくりやすくなるし、かつ土地代が100~200万円もカット出来ますしね。

 

こういったことは、決して不動産屋さんでは分からないことだし、ましてやあなた自身ではもっと分からないと思います。

 

ですから、土地選びは、こういう視点を持って土地を見てアドバイスしてくれる住宅会社と一緒に行うようにしていただければ、と思います。