平屋を建てる上での注意点

2022/07/26
SIMPLENOTEブログ

二階建てより耐震性と耐久性に優れ、ニ階建てより使いやすさと住みやすさに優れている平屋。それがコストを抑えながら建てられるということ。

 

かつ、メンテナンスコストや将来の増築といったランニングコストを安く抑えられるということ。

 

さらに、そんな平屋が、ニ階建てに必要な土地の広さでも充分に建てられ、土地代に余分な予算もかからないこと。

 

平屋にはこのようなメリットがあるのですが、もちろん平屋なりのデメリットもあります。その問題がクリア出来ないと、住み心地の悪い家になってしまいます。

 

✔平屋のデメリットとは・・・?

 

平屋は、日当たりの良い土地に建てる場合、リビングだけでなく、全ての部屋が、外からの視線にさらされやすくなってしまいます。つまり丸見えですね^^;

 

そして、その視線を遮るため、全ての大きな窓にカーテンを設置し、ずっと閉めっぱなしにしてしまいます。

 

また、大きな窓は防犯的に不安だし、台風の時も不安だからと、それらの窓全てにシャッターを設置することで、家の景観も美しくなくなってしまいます。

 

これが、平屋を日当たりの良い土地に建てる場合のデメリットです。

 

続いて、日当たりの悪い土地に建てる場合ですが、このような土地だと、たとえ大きな窓をつくっても、家の中が薄暗くなってしまう可能性が高くなります。隣の家との距離が充分に取れないからです。

 

結果、朝からずっと電気をつけていないといけない家になってしまいます。

 

ですから、平屋を建てる場合、この丸見え薄暗さを解決する必要があります。

 

✔プライバシーと明るさの両立

 

これが非常に大切になります。そして、そのためには、土地によって光の採り方を変えなければいけません。

そして、カーテンを閉めなくてもいい窓をつくるようにしなければいけません。カーテンをしたら窓から入ってくる光を防いでしまうことになるからです。

 

日当たりが良いからといって、必ずしも南向きに窓をつくることが正解ではありません。

 

また、日当たりが悪いからといって、必ずしも一番南にリビングを配置するのが正解ではありません。

 

家づくりでは、この考えが当たり前のようになってしまっていますが、実は、この考え方こそ、丸見えや薄暗くなる最大の原因となってしまいます。

 

ということで、この真実をご理解いただき、平屋を建てる時には、日当たりが良い場合・悪い場合、それぞれのデメリットをよく考えた上で、間取りを考えるようにしていただけたら…と思います。