平屋には広い土地が必要?!

2020/05/16
SIMPLENOTEブログ

一般的に、平屋には、「価格が高くなる」「土地がかなり広く必要である」という2つのイメージがあります。

 

しかし実際には、平屋は価格が高いのかというと、そうではないし、思っているよりも遥かに小さな土地面積でも建てることが出来ます。

 

例えば、不動産屋に行き❝平屋を建てたい❞と言うと「80~100坪の土地が必要ですね」と言われることが多いのですが、実際は、60坪もあれば土地を持て余すぐらい大きな平屋を建てることが出来ます。

 

また、下の図は、50坪という土地面積なのですが、

これぐらいの広さがあれば4人家族が暮らすのに充分な広さの平屋を建てることが出来るし、車も3台停めることが出来ます。

 

しかし、50坪の土地には、当たり前のように2階建てばかりが建っています。

 

2階建てに囲まれて平屋を建てた場合、日当たりや明るさに不安を感じます。周りに建っているのが2階建てばかりで、日向部分だけに家を建てようとするからです。

 

これらの理由から、平屋を建てるとなると、50~60坪の土地ではなく、80~100坪の広大な土地をすすめられてしまうわけです。

 

そしてその結果

✔なにもかもがコストアップしてしまう・・・

というわけです。

 

まず、土地の取得に余分なコストがかかってしまいます。

 

例えば、55坪あれば充分であるにもかかわらず、100坪もの土地を買ってしまった場合、仮に坪単価を20万円としたら、20万円×45坪=900万円も余分に土地代がかかってしまうという感じですね。

 

また、外構工事費用も余分にかかることになります。

周囲の塀の長さが長くなれば、整地したり、コンクリートを打つ面積が増えるからです。

 

さらに、固定資産税も高くなります。

しかも、60坪を超える部分に関しては、60坪以下の部分の2倍の税金がかかるため、想像以上に高い納税をしなくてはいけなくなってしまいます。

 

そしてなにより大変なのは、庭の維持管理ではないでしょうか?

 

若いうちは身体も元気なので、別段問題はないでしょう。

しかし、歳をとった時、草抜きや手入れといった、庭の維持管理は間違いなく大変になります。

 

それゆえ、コスト的に考えても、メンテナンス的に考えても、無駄に広い土地は買わないようにすべきなんですよね。

 

土地取得費用を最大限にカットするための秘策は❝土地探しや土地選びは、不動産屋ではなく、住宅会社と一緒に行うこと❞です。

 

そして、そのためには、まずは無理のない資金計画を行い、自分たちの土地予算を明確に出すこと、かつ、土地探しをする前に、住宅会社を決めていただくことをオススメしています。

 

土地に無駄なコストを掛け過ぎてしまわないためにも、正しい知識をつけてから家づくりを進めるようにしてください。